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安らかに。
叔母の葬儀へ行ってきた。
父マサオの姉にあたる。
と言ってもマサオとは血の繋がっていない姉。
小さい頃に最初に養子に入った家での姉にあたる。

(どうして、お父さんには実家がたくさんあるんだろう。)
(どうして、私にはおばあちゃんが4人もいるんだろう。)
…私の小さいころの不思議でした。

血の繋がりのないモノを本当の家族のように受け入れ、
あとに、そのモノが連れてきたモノまでも受け入れ可愛がってくれた。

中学生に上がった頃に、マサオの仕事で不在な夕飯の時に、
母ヒロコからマサオの生まれて育ってきたこれまでを兄と聞いた。
「あんたたちが可愛がってもらえるのは、おとうさんがいい人だから。」
と最後にヒロコが言った。
(おとうさんを大切にしよう!)
って思って私は生きてきたと言っても過言でない。
大げさだけど。

お棺に花を入れて出棺される。
最後の別れ。
「優しくしてくれてありがとう。」
と声をかけた。

会うと必ず優しく声をかけてくれた。
マサオ、マサオ、とお父さんを呼び、
ヒロコさん、のりちゃん、みわこちゃん、と私たちを呼んでくれた。
何を話すわけじゃないのに、にこにこと。

大きな大きな優しさを、ありがとう。
安らかに。
とてもきれいな顔だった。
ありがとう。
by thurezure | 2011-04-09 18:40
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