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『料理研究家のつくりかた / 平野由希子』

料理研究家のつくりかた

平野 由希子 / 白夜書房

通勤の供に読んでいるこの本は、平野さんが2007年に出版された初のエッセイ本です。
平野さんの様子が少し垣間見れます。
レシピもあります。
この本、大好きです。
こういう本をもっと出して欲しいな、と思います。
「文章で綴るレシピ」といった感じ。
たとえば、ラタトュイユのページ。
実に、単行本10ページ分の文章で書かれています。
平野さんが、すぐそこに居そうなくらい。
会話口調で綴られる感じもあって、まるで料理教室に参加しているようでもありました。
文章でこと細かに説明されたレシピ本、あったら楽しいのにな。
ぐうんと深い感じがして、とても良いのです。
おしゃれだけが強く出ている感が全くなく、ほんとうに充実していると思います。

そして、新しい週ですね。
往復40分の電車通勤が私の読書時間。
今週もスタートです。
やっと本の続きが読めます。
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by thurezure | 2012-01-30 06:11 | 読んだもの
つれづれと
寒い!
とにかく今週は、寒いです。
そして、雪が降る。
ボソボソと、静かに、たくさん降っています。
長年、雪の降る土地に住んでいると、
積もる雪かどうか、
雪が降りそうな気配など、正確にわかるようになります。

予定が終わっていき、手帳の付箋が減っていく。
爽快です。

昨日は、近所の子が夕方遊びに来ていて、
帰り際に、今度お泊まりに来ていいかと聞かれました。
隣の隣くらいのおうちの子です。
かわいいな、と思いました。
私も、お泊まりに行きたいです。温泉に。

関東の雪はおさまったのでしょうか。
全くニュースも見れていない最近です。
あたたかく工夫をしてでかけます。
風邪ひきさんは、自分のため、よそ様のために、どうぞマスクを、ね。
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by thurezure | 2012-01-27 06:03
『日々の考え / よしもとばなな』

日々の考え (幻冬舎文庫)

よしもと ばなな / 幻冬舎

内容(「BOOK」データベースより)
遠くの電線にとまっている鳩をパチンコで撃ち落としたり、人に言えないようなエロ話を披露する素敵な姉との抱腹絶倒の日々―。
ユニークな友人と見つける小さいけれど、人生にとっては大きな発見!
そして、心ない人へは素直な怒りもたぎらせる。
読めば元気がふつふつとわいてくる本音と本気で綴った爆笑リアルライフ。

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旅に出ても、結局人は自分の内面だけを見て帰ってくるのだぁ。(p19)

空気や環境は自分だけではなんともできない。
でも、体に入れる食べ物だけは、自分で選択することができる。(p95)

スナックとか食べちゃうのは集中力が敗北する瞬間なんだ。(p100)

人生ってそうやって、何者かに導かれて、縁のあるほうへどんどんとつながっていくものなんだろうな、、、と正直に思う。(p143)

沼田「樫の木」のバームクーヘン@群馬(p156)

人間というのはきっと、ちゃんと体を使って、健やかに、人生を楽しみながら、いろいろ学んで、
なんだかんだ言ってまわりの人につくしていくためだけにできているんじゃないかなあ、
ときわめてまっとうなことを考えた私だった。(p172)

 本当にいろいろ見えてしまうと細かいことはどうでもよくて本質的なことしか見えなくなり、
結果、一般論のような地に足がついた普通の結論になる。
それが一番深い、そういう気がする。(p184)


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読んでいくと所々に、はっとさせられる言葉がでてきます。
以上はそれを記したものです。
それよりも愉快な内容多しです。
お姉さんの話が私には強烈過ぎました。
この本を読んで元気がふつふつとわいてくるかは、人それぞれと思いますが(笑)
ばななさんの、爆笑リアルライフが垣間見れます。
この本を書かれた頃に、結婚され妊娠されています。
そんな様子もチラリと。
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by thurezure | 2012-01-26 06:15 | 読んだもの
つれづれと
週末は、実家で兄親子も集まっての新年会でした。
恒例となったくじ引き大会もパワーアップして、ますます充実したものに。
初の試みで子供たちにデザートのケーキをデコレーションさせてみたら、
面白いこと、面白いこと。
出来上がったものは決してきれいではないけれど、
創意工夫がいっぱい。

8才の甥っ子をリーダーに6才の娘。そして4才の息子。
息子には4つ年の離れたお兄ちゃんは、ヒーローな存在となるらしい。
ついてまわって、かなりはしゃいで一緒にひょうきん者になって盛り上げてくれました。
そんな普段見れない様子を見れることも楽しいなと。
とてもいい新年会でした。

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*いちごに顔を書いて楽しんだのは大人たち。

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memo
『今年の目標』
甥っ子:ガツガツいく
娘:早起き
息子:かけっこ
(みんな頑張れー。)
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by thurezure | 2012-01-23 06:10
『高山ふとんシネマ / 高山なおみ』

高山ふとんシネマ

高山 なおみ / 幻冬舎

<内容紹介>
このあやふやな世界を生きてゆくのだ。
大好きな人の声を、忘れたくない風景を、何度も脳に刻み、体にしみこませる。
ふとんの中から紡ぐ36編
人気料理家の著者がいちばんの“自分の感じ”を味わえる場所だという布団の中。
テレビは寝室の押入れにあり、本を読むのもたいてい布団の中。
そこは安心できる日常の場所でもあると同時に、宇宙の果てまでもつながるような不安定で無防備なところでもあるのです。
うつろいゆく世界のなかに確かなものなんてあるのだろうか――?
そんな問いを繰り返しながら、布団の中で見て、聴いて、感じた、映画や音楽や本のこと、生や死や大切な人のことを綴ります。
生きることの自由さと不安さとあやふやさをまっすぐに受け止め、五感をまるごと使って紡ぐ文章は、素材を生かしたおいしい料理のよう。
どうぞ存分に味わってください。
作品に触発され創作した料理のレシピも収録しています。

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 孤独とひとりぼっちは違うって、誰かが言っていた。
 赤ずきんは孤独だけど、さびしがりやではない。(p64)

 人は、いつか死んでしまうし、目の前にあることだって、少しずつ少しずつ分からないうちに変化して、最後には消えてなくなってしまう。(p87)

 生きることの中には、滅びゆくものと更新するものがいっしょくたにある。
 新しいことがはじまるのは、前のことが古びるということ。
 今あったことはさっきになり、そのうち過去のものいなって、忘れ去られる。
 悲しい記憶も、楽しい記憶もすっかり慣れ親しみ、むこうが透けて見えるくらいに薄らいでからでないと、
私たちは前へ進めない。(p126)

「ぽってるマッシュポテト」レシピ(p172)

 どうして誰も教えてくれなかったのだろう。
 この世界はワカラナイと。
 ワカラナイってことばほど、確かなことはないのにな。(p179)


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イラストもとても良かったです。
*高橋かおりさん
以前あった諸国空想料理店Kuu Kuuの元スタッフさんで、
2009年、「日々ごはん11」なども表紙・挿絵を担当していらしたのですね。
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by thurezure | 2012-01-22 17:54 | 読んだもの
つえづれと
昨日、ばななさんのHPで連載されてきた日記が終わった。
10年間続けて書かれてきたとありました。
私が、ばななさんを読むようになったのはつい最近のことなので、
読んだ日記は、その10分の1にも満たないのだと思います。
パソコンを立ち上げ、毎朝読むことを日課としてきました。
プツリとそれが切れてしまったのは、とても残念でならなかったです。
日記の中の言葉に助けられたこともありました。
でも、10年。すごいなーと思いました。

習慣というものは、自分でやめてしまえば、
やめたことも、それまでやってきた習慣の延長線にあったもののようで、
終わりはとても自然なんだと思うのだけど、
いつもあったものが突然意に反してなくなってしまうことは、戸惑ってしまいます。
空虚な気持ちでいっぱいになります。

昨日は、そんなことがずーっとうっすらと頭にあった一日でした。
なんでも、なくなってしまう、消えてしまう、突然って、辛くさみしいな、と…。
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by thurezure | 2012-01-18 06:27
『借りぐらしのアリエッティ』

借りぐらしのアリエッティ [DVD]

スタジオジブリ


内容紹介
ぼくは、あの年の夏、母の育った古い屋敷で一週間だけ過ごした
そこでぼくは、母の言っていた小人の少女に出会った―
人間に見られてはいけない
それが床下の小人たちの掟だった

とある郊外に荒れた庭のある広大な古い屋敷があった。
その床下で、もうすぐ14歳になる小人の少女・アリエッティは、
父ポッドと母ホミリーと3人でひっそりと静かに暮らしていた。
アリエッティの一家は、屋敷の床上に住むふたりの老婦人、
女主人の貞子とお手伝いのハルに気づかれないように、
少しずつ、石けんやクッキーやお砂糖、電気やガスなど、
自分たちの暮らしに必要なモノを、必要な分だけ借りて来て暮らしていた。
借りぐらしの小人たち。
そんなある夏の日、その屋敷に、病気療養のために12歳の少年・翔がやって来た。
人間に見られてはいけない。見られたからには、引っ越さないといけない。
それが床下の小人たちの掟だったが、アリエッティは翔に姿を見られてしまう。

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昨日、新潟県立近代美術展へ「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」を観に行ってきました。
最終日とあって大混雑でした。
チケット購入の列に50分、場内入場までに30分ほど並びました。
で、観るのはほんの10分!?
それでも!楽しかったです。行って良かったです。
子供たちも再入場したがっていました。
(できません。)

10センチの小人になった目線で見る世界の楽しいこと、楽しいこと。
大きなバッタの触覚が動いたり、ほんの少しリアルなものもありました。

映画を観ないで行った我が家。
帰宅して上映会です。
「あー、ここ見たよねー!」
の連発。(笑)
映画を観た人も観ていない人も楽しめた展覧会でした。

映画が、これまたいいのですね。
私は、翔くんとアリエッティの最後のお別れの時、少し泣きました。
「もう一度観たいわ」と言ったら、
「またさびしくなるからみないほうがいいんじゃない」と困った顔で息子に言われました。

我が家にも小人がいてくれるかもしれない。
そんな風に思うと暮らしが楽しい。
サンタよりもうんと信じられる小人の存在。
原作本も気になるところ!

*種田陽平展、とっても面白そうだったのです。
 が、子供たちにママ遅いと言われ大雑把にしか観れなかったぁ。
 それが、とてもとても残念でした。
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by thurezure | 2012-01-16 06:13 | 観たもの
つれづれと
高山さんの本を読みながら出勤し、
仕事をして、
高山さんの本を読みながら帰宅した一日でした。
そして、自分はどうありたいかなどと大雑把に考え巡らせたり。

そんなことより帰ってどうやったら子供を早く寝させてあげられるかを大きく案じていた一日。
今年になってから、来春小学生になる年長さんのおねえちゃんは、
園でのお昼寝がなくなってしまったのです。
その影響で、お夕飯を食べる頃になると電池が切れ始めるのです。
おまけに、ママみたいに早起きすると言い始め、
目覚まし時計を20分早く鳴らすことに。

そして、今日も高山本を読む。
裸で生きるみたいな勢いを感じて読んでいます。
やっぱり人間って中身だよね、と。
20代の頃に抱いていた大人像がなぜか今また蘇ってきて。
実は、なりたい大人というのは今も昔も変わっていなかった。
ただ、なりたい大人について考えていなかったんだと。
今またそこに考えをやれる自分が嬉しく思いました。
今年、40になる。
それが、新鮮でならない。
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by thurezure | 2012-01-13 06:23
おぼえがき
さじ【瑣事】
取るに足らないつまらないこと。ささいなこと。小事。
「-にこだわる」

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昨日から通勤の供となった本「高山ふとんシネマ / 高山なおみ」から教えてもらったこと。

人生で一番大切なことの一つは、とウルフ氏は言ったのだった。
人生を派手にやるのではなく、わずかな元手でやるということだ。
わずかな元手というのは、じぶんで、ということである。
日々というのは、たくさんの瑣事でできている。
そのどの一つも適当でいいんだと考えておろそかにしてしまえば、
たちまち、じぶんというわずかな元手を失くしてしまう。

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by thurezure | 2012-01-12 05:57
『チェリー / 野中ともそ』

チェリー(ポプラ文庫)

野中ともそ / ポプラ社

内容(「BOOK」データベースより)
夢のような幸せな日々には終わりが約束されていた―。
13歳の少年ショウタは異国の地でモリーという名の不思議な女性と出会う。
始めは奇妙な行動に戸惑うが、いつしか二人の間には絆が芽生えていった。
美しい自然を舞台に繰り広げられる永遠の出会いの物語。

p121 綺麗な場所に住むと、ひとは心まで綺麗になるなんていうけれど。そんなのうそだ。
     澄んだものを目に映したり、美しい場所に来れば来るほど、
   ひとは、自分のきたないところやうそっぱちの部分に気づかされちまうものだ。

p203 いついつまでに戻る、なんて言葉使っちゃったら、苦しいでしょ。いったほうが。
   ああ、そのときまでに帰らなきゃって苦しくなっちゃう。

p218 この女のひとは、甘さに飢えていたんだな、と。
   絶望した人生に、甘いひとさじを落としてくれるお菓子のような何かを。

p275 とてもだいじな思い出とか何かを愛した記憶って、モビールみたい。
    細くて見えない糸で結ばれている。
    頼りなく見えても、バランスが崩れても、鎖みたいにちゃんとつながってるんだよ。
    みんなどこかに行っちゃったとしたって、鎖の輪っかのどれかひとつに自分がいるって思うのはうれしいじゃない?

p285 だいじなことは、今のぼくにとってただひとつしかない。
    そのひとが生きてどっかにいる、それだけだ。
    息をして、笑顔で新しい朝を迎えている。ということだ。


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この本の中に「ハーヴェイ」という白黒時代の古めかしいハリウッドのコメディ映画が出てきます。
この映画を観てみたいと思いました。

本を読むとき、巻末にある解説やあとがきが私は好きなのですが、
この本には書評家の方の解説が書かれていました。

良質な物語には、本の世界を超えて私たちの日常を明るく強く照らしてくれるだけの力があるのです。
…「思い出」は幸せな記憶となって、これからの彼を支え続ける。
本書を読んだ私たちの「これから」も。 


今年も本を読もうと思います。
そう多くは読めないけれど。
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by thurezure | 2012-01-11 06:07 | 読んだもの