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Aug 17 , 2013
ただ今新聞連載中のばななさんの「サーカスナイト」がとても良い。

我が家は、新聞を取っていない。
なので、実家の母が日々その部分だけを丁寧に切り抜いてくれて、
気が向い時にそれを手渡してもらう。
1週間分まとまってやってくる時もあれば、
3枚ほどでやってくる時もある。

実は、連載されてひと月半ほどが経つのだけれど、
まとめて「1」から「40」までを、この連休に読んだ。
大変なことに途中「19」がない。
「18」「20」と読まなくてはいけなくて、どうにもならない事態にため息が出た。
そして「9」の切り抜きの端っこにメモがあった。
母の字ではない。
父の字だ。
走り書き文字。
見てはいけないものを見たような気がして、見なかったことにした。
人の書いた文字、それも父の文字。
ほとんど、ペンを持たない父の文字。
平気でばっさりと文章を切り離してしまう母のはさみの入れ方にも笑えた。
だから、書かれた内容は解読できないけれど。
なんだか、その全部があたたかかった。
「19」が抜けていたことも、「40」まで読み終わったら平気に思えていた。

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by thurezure | 2013-08-17 11:39 | つれづれと
Aug 16 , 2013
スーパーで、たくさんの食料品を買い物しているおじいちゃんとおばあちゃんの後ろを、
その子供夫婦がついて歩いている。
生まれたばかりの赤ちゃんを慣れない手つきでパパが大事そうに抱えている。
匂いをかぐように鼻をほっぺに近づけては唇を優しくあててキスをしている。
何度も、何度も繰り返し。
赤ちゃんの匂いとほっぺのやわらかさ、寝ているまつげの長さと、あの軽さ、感触。
その他全部が伝わってきた。

何畳?というくらい広い玄関で、
10畳と10畳の二つのお部屋の戸を全部取っ払って、
奥には大きな仏壇があって。
歴代のおじいちゃん達の褪せた白黒の額縁がずらりと並んでいた。
爪楊枝で足をつけて動物のようになっているなすや、
ほおずきも飾られていた。
それがお盆のことなのかは合致しないところがあるけれど、
たぶん、お盆の光景だったと思う。
知らない親戚のおじさん、おばさんがたくさん集まって大宴会。
どじょうすくいをする小さいおじいちゃんと、
美しくピカピカした剥げ頭のおじさんの顔は今でも鮮明に覚えている。
そんな昔のことが、なぜか思い出された。

今年のお盆は、物悲しい。
日航機墜落事故、終戦記念、、、。
命、家族、について初めてきちんと気を止めて考えた。
ゆったり長すぎる私のお盆休みのせいかもしれない。
そんな9連休もあと3日。
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by thurezure | 2013-08-16 07:58 | つれづれと
Aug 15 , 2013
夏だから暑いのは当たり前と思うのですが、
小さい頃もこんなに暑かったかなぁと考えたり。
連日、朝から冷房が入っていて足から冷えます。
冷たいものは極力飲まず食べず、足首を冷やさない格好をして過ごしています。
夜は家族と別室で、一人窓を開け、タイマーをセットした扇風機と氷枕で寝ています。
扇風機もすっかり止まった真夜中過ぎに、のどが渇いて目が覚めて水を飲みます。
朝方には、涼しすぎて目が再び覚めて、窓を少しだけ閉めます。
そして朝4時。
すこし前よりは暗くなりました。
立秋が過ぎたんだと、こんなところで実感します。

残暑見舞い申し上げます

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by thurezure | 2013-08-15 11:07 | つれづれと
Aug 4 , 2013
その後のカブトムシ。

ブログを書いた二日後の夜。
落ち着きなく元気に動きまわっているカブトムシ。
小さなケースから出して、床に置いて歩く様子をしばらくそばで眺めていた。
突然、飛んだ。
びっくりした私と息子は、床を這って遠くまで逃げた。

リビングのライトを目がけて、懸命にバタバタと飛んでいた。
そのままライトへ吸い込まれて違う世界へと消えて行くんじゃないかとさえ思えた。
その後、キッチンへ移動して何かにあたって床に落ちて静かになった。
娘がスタスタと歩み寄りカブトムシをつかんでまたケースへ入れた。
蓋をきちんと閉められたケースの中におさまったカブトムシ。
とても落ち着いていた。
久しぶりに思いっきり羽を広げて飛べたことで、すっきりした風に見えた。
「飛びたかったんだね。良かったね。」
と私が言った。
沈黙で小さなケースを三人で眺めていた。
その後、自然とこのカブトムシを空へ帰してあげようということになった。

玄関ドアの前でケースの蓋を開けてタイルの上に置いた。
カブトムシの上には無限の空があって、それがとてもすごいことに思えた。
少し離れた所から今か今かと「カブトムシよ、さよなうなら」と眺めていた。
けれど、なかなか飛び立たない。
「あ!最後だから写真撮ろうね!」
と部屋に戻り、カメラを持ってきたら二人が泣いていた。
もう行ってしまった?!と思ったらまだカブトムシはいた。

二人の涙の理由。
おねえちゃんは、さびしくて。
やっぱりもっと一緒にいたいと訴える。
一方息子は、飛んで行って家族に無事会えた場面を想像したら感動して泣けたというものだった。
そうか、そうか。もう少し考えてみよう、とりえあえずみんなで帰ろうねと部屋に戻った。


その翌日。
夜のカブトムシはやっぱり元気。
飛んだカブトムシを見て以来、小さなケースが窮屈そうに見えてならない。
やっぱり逃がしてあげようという話になった。
率先しておねえちゃんがケースを持って外へ出た。
しばらくしたら、今度はカブトムシが暗い空へと消えて行った。
すぐに大号泣したおねえちゃん。
(よくやったぞ、おねえちゃん。)
「飛んだ、飛んだ!カブトムシ、飛んだねー!」と自分も飛び跳ねている息子。
「さびしいね。」
と泣いているおねえちゃんの背中をさすっていると、
「カブトムシは、さびしくないよ。」
とつぶやく息子。

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カブトムシの目は、真ん丸でくりくりとしていて、とてもかわいいと知りました。
虫嫌いな私には、この夏の大発見でした。
飛び方を忘れるくらいに小さなケースで死んでいくカブトムシよりも、
思いっきり飛んで、敵と戦い自然の中で果てていくカブトムシの方が絶対かっこいいに決まっている。
あるべき姿。

そして息子の次のターゲットは蝉。
蝉を捕まえたいと泣いていた。
勘弁してください。
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by thurezure | 2013-08-04 07:55 | つれづれと